ミュージックinドラマ ホシに願いを

私はこのドラマ好きです。難しいこと考えずに楽しい気持ちで見ることのできたドラマだったと思います。何かを考えながらみるドラマも好きですが、こういう明るいドラマも好きです。そんな理由で私は「ヨイショの男」も好きなんですよね。あれはたまに考えさせられるシーンもあったけど、見ていてほんわかした気持ちになることの多いドラマでした。

 

肝心の「ホシに願いを」ですが、どうなるか本当に心配していました。ニュースで「ミュージカルドラマに吾郎ちゃんが出る」と聞いた時は「歌大丈夫なの?」と思い、どんなドラマになるんだろうか期待半分、怖さ半分をオンエアまで持ってました。で、オンエアを実際に見てみたところ、いい意味で裏切られたというわけです。

 

冒頭のコーラス部と大杉さんのシーン。コーラス部のアカペラが役者さんにしては上手だなーと思っていたら、なんとアカペラグループのトライトーンではありませんか!びっくりしました。スタッフロールを見ていた気づいたのですが、そりゃ上手なわけですよプロですもん。トライトーンはドラマ中のコーラスも担当してようです。それ以外の演奏は本多俊之さんのバンドだったようです。そしてサックス奏者役で本多さん本人が出ていた様子。前に「心室細動」でも出ていたような記憶が。ドラマを見終わってスタッフロールで彼らの名前を見た時にこのドラマの凄さがわかりました。

 

さて、我らが本命の吾郎ちゃんですが岡本という科学捜査官の役でした。今の短髪を見慣れた目にはあの髪はかなり長く感じます。収録時期の関係なのはよく分かってますが、こんな長さの頃もあったのねと思い出してました。バリバ リのエリートで、伊達君にイメージは近いかもしれません。サングラスかけて車を運転する姿は冷たいエリートの匂いが漂ってました。何かと証拠にこだわるの にはちゃんと理由があったんですよね。

 

ストーリーは岡本が研修しに歌恋温泉に行きます。そこに来ていたミュージカル劇団で起こった事件に歌恋署の村田さんと岡本が共に捜査をすることになります。ストーリーはよくある話かもしれませんけど、とにかく歌が凄いドラマなのです。多分そこが目的だとは思うのですが。自分の知っている曲が出てくると歌いたくなってしまったりして、しっかり乗せられていたみたいです。

音楽シーンで一番印象的なのはやはり温泉宿のシーンです。まず女将さんが中島敬江さんなので強烈です。凄い声量で、さすがプロです。松金さんは謎の下宿人にも出てらっしゃいましたね。宴会のシーンとかもリズミカルで、これをテレビドラマでやっているのが凄いなと。この宴会のシーンは本当にミュージカルのようで、楽しそうなシーンでした。あとヒロさんとキングの会話のシーンはすごかったですね。1フレーズことに曲が変わってましたからね。やはりファンとしてはソニンちゃんとの温泉シーンについて触れなければダメですか?別に脱いで欲しいと願っているファンではない(と思う)のですが、あのシーンがドラマなの中で一番好きなシーンです。タオルでタコ作っているのもかわいいし、お風呂を出てからのソニンちゃんとネコとのシーンは好きすぎてたまりませんでした。歌も「私のお気に入り」だし、思わず口ずさみたくなってしまうじゃないですかー。「みんな私の好きなもの~」って(笑)

 

そういやタイトルの「ホシに願いを」のホシって、「星」と「ホシ」(犯人の意味)とかけてたんですね。途中で岡村に「この期におよんでホシに願いをですか?」というセリフがあって、そうなのかと納得させられたのです。一応主演は吾郎ちゃんでしたが、そんなに目立つシーンもなかったような。ダンスもなかったですし。秀樹さんが主演でも良かったんじゃないかなと思うのですが。それに秀樹さんカッコよかったし。ミュージカルシーンはさすがだなと思いました。土曜スタパの「ギャランドゥ」はありがたく保存させていただきます。

 

こんなに楽しいドラマをありがとうございました。