恋と音楽FINAL ~時間劇場の奇跡~
作・演出:鈴木聡
音楽:佐山雅弘
会場:PARCO劇場
観劇:2016年2月14日マチネ
舞台が発表になったときはSMAPがこんなことになっていようとは誰も思ってなかったと思います。ちょうど先行発表の日に例のニュースがあって、ニュースも気になるけど先行の結果も気になるという慌ただしい日でした。無事に先行で1公演取ることができました。
今回はお花が撮影OKだったので撮影してきました。ヒロくんとしのぶくんからのお花もあった。今回は桃李くんはあったけどなりみーから来てなかったです(何の報告だ)あとはしんたろーくん、唐沢アニキ、AKIRAさんなど。開演10分ぐらい前からバンドによるウェルカムコンサート。「LOVE」あったような気がするけれど記憶があやしい。恋と音楽FINALにして初めてバンドがよく見える席までいけて嬉しかったです。
恋と音楽も3作目となり真飛さんと吾郎さんペアが好きだとしみじみ思いました。1作目は作家と理想のスター、2作目はマネージャー同士、ついに3作目にして恋人同士。しかもミュージカルスターの役なので、とにかく衣裳がいい。オープニングのダンスが宝塚のデュエダンぽくて素敵。真飛さんを舞台で見ていると、階段降りのときなどに元宝塚をビシビシと感じることができて、そこが好きです。真飛さんは元男役ですけど、吾郎ちゃんとのデュエダンのときはちゃんと女性だなと思いながら見てました。
ストーリーはタイムトリップものといっていいのかな。恋人同士でありながらそれを隠している修司(吾郎ちゃん)と麗子(真飛さん)今回のミュージカルが終わったら麗子にプロポーズしようと思っていた修司。ところが楽屋の置時計を落としたはずみで急に動き出してしまう。そこに現れた二人は30年後の修司(小倉さん)と麗子(北村さん)だと言いはる。これまた30年後の修司がまさに時空がゆがんだといいますかなんというか(笑)30年後の二人は今の二人に向かって「結婚はするな」と言いはる。理由は子供ができてから修司が浮気をするから。子供ができてから浮気ってまたタイムリーなキーワードだなぁと。他にも「結婚できないやつがいる」とか時事ネタやSMAPネタも入ってました。このあたりは鈴木さんがよくやる手段。歌も安定していてよかったと思います。佐山さんによるとキーを本人に合わせられるらしいからSMAP曲よりも歌いやすいのかも。アルバムのソロ曲を佐山さんにお願いできたらなーなんて思っていたこともありました。
吾郎さんの衣装はこれまでで最高でした。No9のときにもクラシカルな衣裳がとても似合ってましたが、今回はミュージカルスター役なので衣裳がたまらない。とくにラストの衣裳は声あげちゃうよね。ウワサには聞いていたけど思っている以上にハマってた。あーいう衣裳を着て許される男性てそうそういないと思うのです。
恋と音楽FINALの発表があってから例の報道があって、最初は飛ばし記事だろうと思っていたけれど発表になるニュースに不安を抱えていたファンは多かったと思います。きっとSMAPも大変ななかでも楽しくてハッピーな恋音の舞台稽古があったわけで、きっとそんな顔は見せずに吾郎ちゃんは座長として振る舞っていたんだと思うんだけど、そう考えるとプロなんですよ。劇中でも「僕たちはウソを本当に見せるプロ(ニュアンス)」というセリフがあったけれど、まさにそれなんだよと思いました。
No9のときにはなかったカーテンコールでの挨拶もありました(No9はあえてしなかったとラジオで話していたような記憶が)観劇当日がバレンタインデーだったので吾郎ちゃんから「ハッピーバレンタイン」をいただきました。すぐに自分で「男性から言うことじゃない」と自分でつっこんでました。さすがに2回は出てきてくれなかったです。