知的探検スペシャル 記憶の海へ(2000.3.28~3.31)

※テキストは2003年に書いてます

 

 

第1夜 ヒットは脳で打つ

この回は記憶と予測の話がメインかな。生物の授業とかで聞いたことあるので、目から情報が脳に伝わっていく過程とかそのあたりのことは知ってます。が、あれだけの複雑なことを瞬時にこなす人間の脳というのはよくできているなと感心してしまいます。

 

第2夜 記憶も嘘をつく

記憶のあいまいさについては、ちょっとかじったことがあるので自覚しているつもりでしたが、本当に人の記憶なんてあてになりませんわ。冒頭の記憶テスト。あれ最初のすらできなくて、残り2つもしっかり引っかかってましたから。最初の野菜ジュースの問題が物の順番を当てるので、残り2問もそうかと思ってつい物の順番を気にしてしまうんですよ。だけど問題は全くそれとは関係ない。3問目の時計なんか「やられた~」って思いましたもの。アイリーンの話はかつて特命リサーチでもやりませんでしたっけ? 目撃証言のあいまいさはわりと問題になりますよね。自分が覚えていると思っていることが間違った記憶だとしたらと考えると怖いです。人間なんて忘れる動物ですから、あたりまえなんですけどね。 そうすると私の書いているレポートも当てになりませんね、はは。

 

第3夜 僕、ロボット。君のこと、憶えてるよ。

合間の小芝居はこの回が一番好きかも。人間の脳の記憶できることには限界があるから、記憶チップを脳に埋め込んで記憶したり、コンピューターに代わりに記憶させる研究が進んでいるそうです。これのオンエアは2000年だから、今ではもう少し研究が進んでいるのかなー。でもコンピューターと人間の記憶には決定的な違いがあって、人間は五感で記憶することができるけどロボットはそれができない。 私はコンピューターは人間が使うものであって、使われるものではないと思っています。自分の脳に記憶チップがあって、それが代わりになんでも覚えてくれたら勉強する必要がなくなっちゃいますね。受験勉強なんかいらないじゃん。小芝居の最後の稲垣さんとロボットのやりとりは象徴的だなと思いますね。

 

最終夜 あなたは忘れない

覚えるための方法があるなら、忘れるための方法もあるということで。明治時代に井上円了が考えた方法は思わず笑っちゃったけど、そうだよなと後で納得。でも、一時的に忘れられても後で思い出すこともあるんじゃないかなと。完全には忘れられないことだってありますよね。記憶の地図はリアルタイムの時も思ったけどかわいいですよね。また、いい思い出だけっていうのがいいじゃないですか~。

 

今年のタモリさんとの未来予測TVも良かったですけど、私は知的探検のテイストも好きです。むしろ知的の方が好きかなと思います。未来予測はバラエティ要素が強かったし(でもタモリさん&山田五郎さんは好き)この落ち着いた雰囲気がいいですよね。リアルタイムで見た時はあまりおもしろいとは思わなかったんですが、おもしろみは今になって分かってきた気がします。また来年かな?楽しみにしております。