相棒Eleven 第8話~第10話

もうすぐ9係が始まろうとしているのに相棒Elevenが見終わりません。せっかく劇場版3と相棒12の制作も決まりましたので、ぼちぼち感想はまとめていきたいと思います。

第8話「棋風」
FNS歌謡祭の裏番組だったので見るきっかけを失い続け、今日になりました。人工知能VS名人の将棋対決。右京さん、課長、米沢さんはTVに食いついているのにカイトは興味なさそうにiPad。まあそうだろう。殺されたのはこの人工知能を研究していた教授。捜一と特命は「どうも」を言い合うようになったのだろう。右京さんとカイトはいちいち顔が近いと思います。
名人の時田さんは怪しすぎてよかったです。頭の中で将棋するなんて…と思ったけど、そういえば神戸君と右京さんは脳内チェスが出来ました。時田への尋問を「俺にやらせてください」と言ったカイトに対し「いいんじゃない」と許可を出したのは芹沢様だった事が衝撃。先輩に確認しなくてよかったの?だけどカイトは失敗、イタミンに見習いと言われてしまってた(笑)まだまだ若い。女流棋士棋士で道が分かれているのは知らなかったなー。結局、彩子さんは自分の復讐の為にこの対決を利用し、わざと負けることでお金を受け取ろうとしていた安西先生が許せなかったんですよね。どうしても自分の力で時田と勝負がしたかった。だからこそ途中から人工知能ではなく、自分が指示を出していたわけで。そもそも復讐のきっかけも時田さんの真意が伝わってなかった事が原因なわけだし、ちょっとしたすれ違いが生んでしまった事件だったのかもしれません。
あと名人の相手は何故2人ともあんなビジュアルだったのだろう(笑)見た感じはとても人工的でよかったと思います。

第9話「森の中」第10話「猛き祈り」
放送前にTV雑誌で脚本家の情報を見ないようにしていたので(なんとなく脚本家で方向性が読めてしまうのを避けていた)前後篇だった事は第9話が終わるまで知りませんでした。だから終わりでちょっと焦ってました。
重傷で救急センターに搬送されるカイト。メイクとはいえ痛そうだ…。悦子さんは来ても甲斐パパは来ない。襲われたカイトの記憶が戻れば事件は解決のはずだったけど、カイトは記憶喪失で全く事件の事を覚えていない。ただ鈴の音が聞こえたとだけ思い出した。
まろく庵の住人がもう怪しすぎてたまらない。山奥で怪しい住人が出てくるとS7最終回の「特命」を思い出すなあと思っていたら脚本が同じ輿水さんでした。右京さんの推理でまろく庵にたどり着いた捜一トリオと右京さん。右京さんはもうここが怪しいと思っているんでしょう。トイレを借りるふりをして家宅捜索(笑)もうお約束すぎる。道に迷ってしまったってそれじゃ水谷さん本人じゃないか(笑)あと意味ありげに貼ってあったサルウィンの記事も気になった。そしていたった結論が即身仏。まろく庵の親父さんが即身仏となるべく地下にこもった話を聞いてそれを掘り返そうとしたカイトを暴行したというのが事件の真実。確かに色々と法律上引っかかる点はあるけれど、だけどそれを悪い事かと問われると悩んでしまう。本人の意思でそうしているわけだし。でもカイトはそれが警察官として見過ごせなくて、結果的に事件に巻き込まれてしまったと。右京さんとカイトは根本的には同じ考えをしているんだろうなと思いました。正義感が強くてまっすぐで。第1話の香港での話も、第6話の交番勤務時代の話もそういう考え方からの行動だったのだと思います。本当は右京さんは意地でもかろうとの場所聞き出したかったんじゃないかな。結局カイトも記憶もあてにならなかったし、右京さんとしてはどうだったんだろうなと。最後にすっきり解決しない感じがますます「特命」ぽい。

そんな深刻な話でありながら意外と笑いどころも多かったです。まず内村刑事部長への中園参事官の反乱(笑)あんな中園さん初めて見た(と思う)そして組対5課のお見舞い、ブルースウィリス、ジョニーデップ、ロバートデニーロって(笑)そりゃカイトも「帰ってもらえますか」と言うと思う。そしてさっちゃんも。カイトのうんざりした顔がなんとも言えない(笑)そしてイタミンの携帯灰皿にちょっと萌えた。あとは悦子さんの作り話ね。へーと思って聞いていたら作り話だったんかよっていう(笑)カイトのキノコ狩りファッションもかわいかった。10話のラストでイタミンがカイトぼっちゃんからカイト呼びに変わったのが嬉しかったです。事件をきっかけに距離が縮まったんですね!極めつけはカイトが見た親父さんの幽霊。右京さんどんだけ幽霊見たいんですかーって思いました。きっと親父さんはカイトの記憶を戻す時にかろうとの場所の記憶だけは戻さなかったんですよ。この幽霊話はどうやら今シーズンで決着がつくようです(ネタバレからの推測)