名探偵明智小五郎 エレベーター密室殺人(2004年記)

※テキストは2004年に書いてます)

 

原作は「三角館の殺人」だったと思いますが、勘違いだったらごめんなさい。オンエア前は乱歩作品なのに「エレベーター密室殺人」というタイトルがそぐわないなーと思っていました。なんかカタカナになるだけで一気に現代ぽくなる感じがしました。でもドラマ自体はそんなに現代ぽい感じではありませんでした。最近の髪が長い姿を見慣れてしまっているので、この頃の短い髪が新鮮です。そして今や当たり前のように茶髪になっている吾郎ちゃんですが、この時は髪が真っ黒ですね。そんなビジュアル面も新鮮でございました。また明智をやるなら髪は黒にしてもう少しすっきりした髪型でやって欲しいなと思っています。

実はこのドラマは人間関係が非常にややこしく、1回目に見た時は人間関係が理解しきれなかったので2回目に見る時はメモを取りながら見てしまったくらいです。桂子さんて罪な女性だなというのが見終わった後に思ったことでした。しかし高校時代の明智と桂子は見ているこっちが照れるんですが、どうしたらいいんでしょうか。ラストが意味深な終わり方だった気がします。たぶん、桂子が耳を触るというのは本当のことを言っていないということを示していたんじゃないでしょうか。本当の謎は最後まで明かされませんでしたね。

今回はあんまり大学院生という設定はありませんでしたね。院は卒業したということにしておきましょう。萌黄子さんの何かありそうな雰囲気が好きです。浪越警部はなんかあーいうイメージがありますね。個人的明智のベストショットはエレベーターのトリックを思いついたシーンでございます。ごちそうさまでした。