ゴスペラーズ坂ツアー2005 G10(日本武道館)

あちこちで言ってましたが、私にとってはあの11人組以来の武道館でした。思えばあの時から私のライブ参加が始まったのでした。そう思うと、武道館は原点なのかもしれません。今回、一緒に行くあてもなくチケットを取っていましたが前回国際フォーラムに一緒に参加したひろさんとご一緒することになりました。ライブ前はこれまでのライブの話をしたり(ひろさんは苗場と佐渡参加でした)東急ハンズで色々なものを見たり、ライブ前の時間を有意義に使うことができました。
注:各メンバーの言葉は正確なものではありません。だいたいこんな感じかなと思ってください。

セットリスト(大宮と若干の変更あり)
・終わらない世界、砂時計、愛の歌、Get me on

MC(自己紹介、ブロス話)
・ひとり、ミモザ、新大阪(オケあり)、街角-on the corner-

Road to Soul Serenade~出逢った頃のように
・U'll be mine、虹、JOIN 2 JOYS、in the soup、I LOVE YOU,BABY、夢の外、永遠に

アカペラライブの話(一部小芝居含)
Tiger Rag、One more day、月光

衣裳チェンジ
・熱帯夜、靴は履いたまま、シークレット、GOD BLESS YOU、ウルフ、カレンダー、LOVE MACHINE、Promise-a cappella-、あたらしい世界、東京スヰート、FIVE KEYS

アンコール
・星屑の街、侍ゴスペラーズ、Atlas、いろは

衣裳
前半 白シャツ、キンキラのジャケット、黒ズボン、黒靴
後半 白シャツ、上下ピンクスーツ、白靴


席は南2階スタンドでした。ちょうど真正面で遠かったですが見やすい席でした。
斜面が急なので見やすいのですが、ジャンプするのは向かない席だと思います。


○終わらない世界~Get me on
どこから登場するのかな~と思っていたら階段部分の一番上からせりで登場。さすがアリーナ、演出が違います。アリーナ席でみんなが振りをやっているのを2階から見ていると爽快で気持ちいいです。終わらない世界は最後に転調する部分が大好きです。
「Get me on」での5人HBBも健在。あとはたまにお立ち台のような所に1人ずつ行ったりするくらいで大まかな変更はありませんでした。

MC
恒例の自己紹介。今日は名前と身体的特徴を言いましょうという流れに。
村「身体的特徴ね。あれ、嫌いなメガネ第4位。ブサイクマッチョ。TVブロス、毎号買ってるんだから」
自分で言うかてっちゃん~(笑)
酒「今日はマゲを結ってきました。これで歌っている時に髪が口の中に入ることはありません。酒井雄二です」
黒「背が小さいです!」
ヤスはあまり何と言ったか覚えてないのですが、「ステージ上に水たまりができる」とか言っていたように思います。
北「身体的特徴と言われてのど仏が大きいとか小さい部分しか思いつきませんでした。前髪が目かかっているのが僕です」
酒「それじゃバックスタンドの人が分からない」


○ひとり~約束の季節
ひとり、ミモザと歌った後に
村「新しいアレンジで持ってきました」
と言って始まったのが新大阪のオケありバージョン。オケが入ると力強い感じになるというのが初聞きの感想でした。


Road to Soul Serenade~出逢った頃のように
北山さんのメガネは健在。虹でのヤスのセリフが大宮では「そのメガネなつかしいね」になっていたのが、武道館ではCDどおりの「うまいこと言うねえ」になってました。あと「in the soup」前にコーラスに少しBooのフレーズを使っていたのですが、大宮では使われていなかったような気がします。

アカペラライブを振り返る
ここで一度バンドメンバーがはけます。「アカペラ貴族」と「アカペラっぽいの好き」を「ふざけたタイトルですね」と安岡さん。酒井さんはここで奥にはけます。そしてアカペラ港をダイジェストで再現。
村「黒沢~海はいいよな~」
黒「そうか?ただ寒いだけじゃないか?」
中略
酒(船長)「コングラッチュレーーション。あなた方はこの船の10兆5000億人目のお客様です」
こんなシーンもありましたねということで(酒井さん以外の発言者があやしいです)
酒「ここで船を降りるのはヘアウオッシュしか能のないそこの四男坊じゃないのか!?」
安「捨吉が虎になったぞ」
北「虎を捕まえろ!」
で、Tiger Rag。もちろん最後に刺される黒ぽん。
黒「痛い…いたい…いいたい…言いたい…」
お約束の販促。凄いツッコミを入れられていたのは覚えているんですが、詳細は忘れました。この後ヤスがアカ人の説明をし始めるのですが、刺されて倒れていた黒ぽんが立つ時に手を振って声援に応えてしまうのです。そのことについてもツッコまれる。人が説明しているんだからさ~みたいな感じで。
黒「つい声援に応えてしまいました」
村「声援受けるって気持ちいいよな。じゃあみんなで黒沢コールをしようか。せーの」
安「今、見事に黒ぽーんが混じってましたね。」私は黒ぽーんと声援を送ってました。
と、元の進行に戻る。

アカ人の話。
酒(堺)「天空の勝利者達よ~(略)みなさんご一緒に、ア・カペラ!!」
客「ア・カペラ!!」
これもおなじみ。このあたり、ちょっと順番あやしいです。
アカ街
安「テレビで見た方も多いと思いますが、アカペラ街。40年後の未来から自分は安岡優の息子だと言い張るおじさんがやってきて7年後にブレイクすると言うんです。でもそんなこと言ったってみんな信じないわけですよ」
ここで星屑の街歌うかな~と思っていたら話だけで終わり。あれっという感じ。

アカ門
北山さん、ヤスによる再現芝居もあり。
北「帰ろう、今夜は雪になるかもしれないよ」
安「雪?」
て、こんな会話から始まります。
「One more day」はフルコーラスでした。曲中で降ってきた雪がすごくキレイでした(泡という説もありましたが、遠くからはちゃんと雪に見えました)


熱帯夜~LOVE MACHINE
さて、ここからはお待ちかねピンキータイム(勝手に命名)に突入です。熱帯夜では炎の演出が追加。さすがアリーナツアー、演出も派手になってます。最初はびっくりしたけど、こういう演出はアリーナならではですね。間奏のダンスは1番上のせりに上がって踊るのでバックスタンド席がうらやましかったです。あれは近いだろう。「靴は履いたまま」下3人のダンスを見ようと思っているのに、目が自然と歌っている年長組に行ってしまう。この曲で黒ぽんの声がちと不調?と思いましたが後の曲ではさほど気にならなかったので気のせい??2番のてつリードの時に黒ぽんが下3人と向かい合う形で踊っていたのがすごく微笑ましかったです。
大宮ライブで腕をクロスする振りが何の曲か分からなかったと書きましたが、答えはシークレットでした。今回も見よう見まねでトライ。号泣でもシークレットが前半はセットリストに入ってましたけど、この振りあったかな??シークレット~GOD BLESS YOUの流れも一緒。この曲の振りもコミカルで好きです。カレンダーでは銀テープが飛んでました。武道館終了後、私の記憶からはカレンダーが抹消されてましたが、銀テープが飛んだことは間違いないので歌ってました。ウルフ前にてっちゃんから「今日のライブが夏頃DVDになりまーす」と発表あり。もちろん大騒ぎしました。多分、ここで一番大騒ぎしたと思います。そしていつのまにか消える酒井雄二。いつも思いますが本当に見事にいなくなっていると思います。それとも私があちこち色々なとこ見すぎなせいでしょうか。

雷のSEが鳴り響きいよいよあの時間がやってきます。
村「酒井が書いたと思われるメモが落ちてて最初は細いペンだったんだけど、だんだん太くなっていって、あれなんだっけ?」
安「筆ペンね」
村「そう筆ペン。筆ペンで書いてあってね」
せりからは助手を従え布をかぶせられたラブマシン様が登場。スモークで演出もばっちりです。ラブマシン様、ホール公演との大きな違いはタンクを背負っていたことです。しゅーとガスが出てました。遠くから見るとけっこう重そうに見えたのですが、実際はどうなんでしょうか。そしてそれに動揺したからなのかどうか分かりませんが、ラブマシン様歌詞の入り間違ったみたいです。普段めったに気づかない私でも気づいたぞ。バズーカは最後に1発真ん中に打ってました。もちろん後ろのダンサーズは全く目に入らず。後のMCでヤスが「1対4だから厳しい」みたいなことを言ってました。

ラブマシン様はけた後
村「そのテープはお湯に入れるといいダシがでますよ」
ちなみに大宮の時のテープはまだ持ってます。


○Promise a cappella~東京スヰート
あたらしい世界はいつもサビにくるまで何故か曲が出てこない。間奏でいったん一歩下がって、歌う前にまた5人が並んで戻ってくるところがすごく好きです。東京スヰートはロングバージョンでした。「STOP」の後が長くて誰か変なことしないかと、また自分がしないかと妙にドキドキ。大宮はわりとあっさりいった感じがしたので、武道館は本当に長く感じました。東京スヰートが終わって5人がはけた後、せりからてっちゃん登場。そして突然ひとり芝居開始。
以下、おおよそこんな会話をしていました(他サイトのネタバレでフォロー)
女てつ「てっちゃん、私は今夜は眠れそうにないわ」
男てつ「武道館は時間いなったら照明落ちるのに、俺1人でこんなに引っ張ってていいのかよ」
女てつ「てっちゃん、ひどい。もういい薫さんだって素敵だもの」
男てつ「お前に黒沢の何が分かるって言うんだ!」
女てつ「あの人カレーの食べすぎで爪が黄色いのよ」
男てつ「それは本当だ」
女てつ「私、安岡さんのことも知っているわよ。食事制限を始めてから自分の汗で塩分補給しているそうよ」
男てつ「それは本当だ」
女てつ「あたし、陽ちゃんのことも好きなの」
男てつ「お前に陽一(呼び方はよほいちに近い)の何が分かる!」
女てつ「陽ちゃんは澄んだ瞳が印象的だもの」
男てつ「うるせー。確かに俺は澄んだ瞳なんて持ってねーよ。頼む。そろそろ歌わせてくれ…。で酒井のことはどう思っているんだ?」
女てつ「あの人ラブマシーンなんでしょ?」
男てつ「お前がそれを言うな!」
この一人芝居がけっこう長くて(笑)ちなみに合間にはFIVE KEYS前のあの和音が入ります。(「ジャン!」てやつ)私の隣にいた年配の男性の方が「すげえな」と感心していたことを記しておきます。


○FIVE KEYS
2階スタンド席では怖くてジャンプできませんでした(涙)この時ばかりはアリーナがうらやましかったです。とりあえず腕を上げるくらいでガマンしておきました。それに加え、このあたりで息切れがして、そんなに思い切り騒げなかったというのもあるんですが。息切れ感じたライブは初めてでした。


○アンコール
アンコール前、妙にざわつく会場。しかし2階からでは何が起きているかさっぱり分からず。
村「1、2階の方は座ってください。アリーナの人は大丈夫だと思うんですけど。昨日、見えないっていう意見があったので」
そんなことを言われてとりあえず座るもまた事態が把握できてない。で、照明がついてようやくわかりました。5人がアリーナの特設ステージで歌っていたんです。ちょうど私の所から見るとステージが真下になるので立たれると見えないのは事実でした。てっちゃんの心使いが嬉しかったです。5人が円になって立って最初は中を向いて歌うのですが、途中から外を向いて歌います。てっちゃんの真正面でした。演出も含め、この曲に一番やられてしまいました。ステージへは歩いて戻ってました。上から見るとまるで相撲の花道のようでした。触っていた人とかいたと思いますし。


ゴスペラーズ~いろはまでは変更なし。
最後のあいさつも覚えているのが
黒「僕は昔から凝り性で、こんなこと言うと恥ずかしいけど今はゴスペラーズに凝っているんだと思います」(かなり要約)
村「たかが10年ですから」
酒「武道館にくるとギャグを言わなくちゃならない気が・・・池袋ウエストゲートパーク木更津キャッツアイとかの『ニホンクドウカン』」
酒井さん、それなりにウケていたと思いますよ。

今回も公演は3時間コースでした。
お疲れさまー!!

終演後
とりあえず会場が大きいと出るのも大変。今回は終電ダッシュをしなくてもよかったので、のんびりとすくのを待ってました。花はけっこうきてました。フジテレビから来ていたのが不思議でした(確かにMフェア出てるけど)久しぶりに終電ダッシュをしないライブでした。そして4年ぶりの武道館。今回も楽しいライブでした。今回、ライブ前からご一緒してくださった、ひろさん。本当にありがとうございました。ゴス以外も色々と楽しいことのあった今回のライブでした。