金田一少年の事件簿「黒死蝶殺人事件」(2014年感想)

※2001年当時の感想はこちら

wonderfuldays.hatenablog.jp

 

いよいよ8月16日の放送分からナリヒロ高遠さんがドラマに登場!そんなわけで2001年のまつじゅん版金田一の「黒死蝶殺人事件」に出演していたナリヒロさんが見たくなり、DVDレンタルしてきました。

ほとんどイメージでしか記憶していなかったまつじゅん金田一ですが、これを見ると4代目の山田涼介版はいかに初代の堂本版を意識して作られているかがよく分かります。だって海にいるのに水着ギャルを追いかけないで、砂の城を作っているはじめちゃんなんてはじめちゃんじゃない!(笑)そういえはまつじゅん金田一はわりと妄想や想像がたくましいタイプではあった。そして主題歌も含め全体的な雰囲気がクールに感じます。嵐の「時代」も好きな曲だし、このドラマには合っていると思うけど、それが金田一少年の事件簿の主題歌かと言われるとちょっと違うかなと思わざるを得ないです。なんでもそうだけど初代は偉大ですね、やっぱり。

ナリヒロさんが斑目揚羽役で出ている事は知ってましたが細かいストーリーは忘れていたので、海岸のシーンでのいきなりの登場にびっくり。当時はまだ成宮寛貴という俳優を認識していなかったからなあ(認識したのは2005年のMの悲劇から)覚えていなくても無理はない。原作だと斑目3姉妹はもちろん女性で、ドラマ版の揚羽は紫紋の趣味で女装させられているという事だろうか。といっても女装シーンは前編の夜光蝶のお披露目パーティの時に着物で化粧して出てくるだけで、あとのシーンは普通のシャツ姿ですよ。しかしナリヒロさん女装すると色っぽいですなあ。これ揚羽が女装だったのは原作の深山日影のポジションを兼ねていたのかなと思うんだけど、別に深山の要素はどこにもなかった気がする。トリックや動機はほぼ原作のままだったかな、緑さんと小野寺さんは自殺しなかったけど。以前はほとんど犯人自殺エンドが多かったから今回もそうだと思ったら、はじめちゃんと揚羽くんが2人を救出に向かってました。

他キャストだと、るりちゃんが原作まんまでよかった。あと高杉亘さんの猪川警部と内藤さんの剣持警部のやりとりだけはテレ朝刑事モノになっていたと思う。2人とも迫力ありすぎ。山野教授は石田太郎さんでしたか。刑事コロンボだね。まあ一番の驚きは須賀実役が舞の海さんだったことでしょう。ムッシュの紫紋役もそうなんだけど、このシリーズは本業俳優さんじゃないキャストが多かった気がします。

 

ついでに「露西亜人形殺人事件」もレンタルしてきましので、そちらの感想もそのうちに。