大河ドラマ「平清盛」総括

2012年。まさか自分が大河ドラマにハマるとは思ってもいませんでした。あの「新撰組」でさえも1ヶ月ぐらいで見なくなったのに「平清盛」は気がつけば最終回まで見ていました。

大河ドラマは毎年オープニング曲のチェックをする為に1回は見ています。クラシック音楽好きとして、音楽への興味があるからです。それが別件でバタバタしているうちに忘れてしまい「そういえば今年の大河ドラマの音楽をまだチェックしていない」と思い、録画をしてみました。そしてオープニング前の前回のあらすじで衝撃を受けた事を覚えています。この展開は昼ドラかと(笑)第10回よりは前なので朝廷パート全盛期の頃だと思います。
見ようと思った直接のきっかけは檀ちゃんがゲスト出演したおしゃれイズムです。そこで藤木さん(義清)が檀ちゃん(障子)の首を絞めるシーンがあると聞いて「大河ドラマでそんなシーンがあるのか!」と驚いて、それなら見てみようと思ったのがきっかけでした。見るにあたって公式サイトで勉強したりもしました。確かに人間関係は複雑だったと思うし、とっつきにくいドラマであったと思います。ドラマを見ながら自分で紙に書いて整理したりもしてました。あとはツイッターの影響も大きかったです。これでも日本史選択ではあったのですが、元々このあたりの歴史は好きな時代ではなく苦手意識の強い時代でした。ツイッターで解説をしてくれる方がたくさんいまして、少しずつこの時代の歴史に興味を持つことができました。
最終回は時子の入水シーン直前の生田にもらい泣きしました。超特急で平家滅亡後まで駆け抜けた印象です。清盛が主役のドラマからそこまで書かれないのは仕方ないのだけど、義経と頼朝があそこまで対立した理由が気になりました。タッキーの「義経」を見てみたいとちょっと思ったくらいです。
あとはこのドラマにハマった要因の1つとして「タルカス」の存在も大きかったです。初めはツイッターで見かけるタルカスの意味すら分からなかったくらいでしたが、気付けばタルカスのCDを購入するくらい好きな曲になってました。義経と弁慶の出会いのシーンでの「マンティコア」はたまらなかったです。1年ぐらい前の題名のない音楽会でタルカスをやっていた事を知った時は見ていなかった事を後悔しました。清盛の前だから仕方ないんだけど、普段わりと見ている番組だけに余計に悔しかったです。

始まった時から終わる時までワイドショー的話題に事欠かないドラマだったと思います。まあ視聴率がというのは早いうちから話題になってましたし、神戸市長の苦情の話も知っていました。大河ドラマを見たのは「平清盛」が初めてですし、これまでの大河ドラマと比べてどうのという話は私にはできません。でも個人的にこの時代の歴史に興味を持つきっかけとして、このドラマに出会えたことはよかったと思います。平家物語を読んでみたくなりましたもん。逆にあまりこの時代に詳しくないのもよかったのかなーとも思います。思い入れが少ない分物語として素直に楽しめた部分もあったかもしれません。
ジャニーズの平家派(城島リーダー、山口君、太一君、坂本君、長野君、いのっちのユニット)を見る目も少し変わりそうです。光GENJIのバックをしていたグループだったんですよね(笑)

個人的に好きだったキャラクターは平家方だと盛国、源氏方だと藤九郎、朝廷は崇徳院かな。崇徳院は井浦さんの崇徳院大好きっぷりも含めて好きでした。ストーリーとしては清盛が出家する前あたりまでが好きでした。様々な人物の権力争いがおもしろかったです。出家後はだんだんブラックになっていく清盛を見るのがツラくて…。

このままの勢いで「八重の桜」も見てみようかなと思ってます。とりあえず木戸孝允(ミッチー)が見たいから、そこまではなんとか頑張りたいです。だけど途中から見るとさっぱり分からないから最初から見てみようかなと思ってます。