ゴスペラーズ坂ツアー06~07"セルゲイ" (中野サンプラザホール)

初中野でした。以前からなんとなく憧れの地でありました。後半戦はここしか行けない状況だったので、激戦区なことを分かっていながらエントリーしました。そして見事に当選、チケットが取れたのです。結局、休みの関係で強行日程となってしまいましたが、それだけの価値はあったと思っています。なぜなら、今回は最前列だったからです。ホールツアーで一桁列というのは今までもあったのですが、最前列は初めてでした。久しぶりにゴスペラーズのライブで緊張して、開演前にお茶を飲む手すらも震えていたくらいです。


ちなみにMCのところで黒ぽんがまったく出てきませんが、しゃべってなかったわけではありません。ただ覚えていないだけです。色分けはてっちゃん黒ぽん酒井さん北山さん安岡さんです。




セットリスト

1.Let it go

2.Love has the power

MC

3.Street Corner Symphony

DJコーナー
ゴスペラーズ~Get me on~パスワード

4.Platinum kiss

5.永遠に

6.Prisoner of Love

衣裳チェンジ

7.The Ruler

8.Slow Luv

9.Simple Words

10.ひとり

11.ミモザ

MC

12.狂詩曲

13.SAYONARA

メドレー

Tonight~Two-way Street~靴は履いたまま~Gospellers Theme~THAT'S WHAT I WANT~FRENZY~FIVE KEYS~いろは~夜をぶっとばせ

14.MO'BEAT(なりきり)

15.一筋の軌跡
アンコール
1.風をつかまえて
2.陽のあたる坂道
3.星屑の街

衣裳
前半  黄緑色のスーツ上下 黒シャツ、黒靴
後半  豹柄のスーツ上下、黒シャツ

チケットをもぎってもらった時に「1列目の前の番号だけの席です」と言われた時に「やっぱり最前だ」と実感。席順を確認してもやっぱり一番前。自分の足元にはロープが置いてあるだけでした。そんなこんなで緊張しているうちに開演。

1.Let it go

2.Love has the power

メンバーは2階から登場します、そこで歌っているくらいがちょうどいいと思ってしまいました。今回は振りがちゃんとできました。Love has the powerは1階で歌いますが、ここに来てようやく近さを実感。どこ見ていいか分からないよ~。
MC
中野でやるのは久しぶり。
村「2001年の凱旋門以来かな」
すると客席から「GT!」と声があがる
酒「今日のお客さんは理知的だね」
村「今どき理知的って言わないよな」
酒「みんな聡明だね。今日のお客さんはみんな賢い」

3.Street Corner Symphony曲に入る前に酒井さんによるMCがありますが、途中酒井さんが吹き出してしまい
酒「学生時代の思い出のような曲」
となんとかやりきり曲へ。曲では黒ぽんが途中の歌詞をとばしてしまい、額に手をあてて「あちゃー」みたいな顔をしていました。そんな黒ぽんの肩を北山さんが抱き、酒井さんとヤスも肩をぽんぽんと叩いてなぐさめるようなしぐさをしてました。

DJコーナー
ゴスペラーズ~Get me on~パスワード

パスワードで北山さんがシャツの胸元を開けていたような気がするのは気のせいですか。すっごい意外に思ったんですよ。北山さんてあんまりそういうことするイメージがないので。パスワードの黒ぽんのステップは改めて見るとすごい細かくてびっくりしました。

MC
懐かしい曲を聴いてもらいましたということで、昔の北山さんのメガネの話になる。
酒「北山はメガネ壊したことあるの?」
北「朝起きて、『メガネ、メガネ』と探してたら『バキッ』とかね。でもメガネにも根性があるものとないものがあって」
酒「おまえ、物体に精神論が通じるのか!」

そもそも北山さんがコンタクトにしたのは、ターンをした時にメガネが飛んでしまうから。
北「リハーサルでターンしてみたら、パーンと凄い勢いでドラムの方に飛んでいったんです」
酒「今、ダンスしたいからコンタクトにというCMがあるけど、あれは北山考案だったんだね」
村「おまえ、そんなところでマージン稼いでるんか」
酒「金の話はしない!」

リーダーのサングラスはどうなの?という話
村「これはすごいフィットしているの。ズレてきたらほほを動かして直すの」
と、てっちゃんその様子を再現。
安「なんか立川談志師匠みたいだね」
確かに似ている。
酒「テレビとかでもサングラスがずれたから『やり直しお願いしまーす』とか言えないからね」

メガネ男子
酒「北山もくるりぐらいまで待っていれば、メガネ男子になれたのにね。13年くらい早かったね」

今、流行の二枚目声。ゴスペラーズ内では二枚目声がブームになっている。二枚目声とは二枚目の人がしゃべる声のことで、「なんで二枚目の人はあんなしゃべり方をするんだろう」というところから始まったらしい。
村「ジャンケンで買った方が、ターンして二枚目声でかっこいいことを言うことにしよう」
酒井さんとてっちゃんがジャンケンをして酒井さんが勝つ。ターンした後に
酒「カブト虫って意外に黒いよね」

4.Platinum kiss

5.永遠に

6.Prisoner of Love

バラードコーナーです。が、MCであんだけ爆笑させられた後にバラードコーナーを持ってこられると正直にいって気持ちの切り替えにちょっと困ります。この3曲のどこかでセットの門が左右に分かれていきます。

衣裳チェンジ
7.The Ruler

8.Slow Luv

最前にいるとなんとなく衣裳の素材まで分かってしまうんだと思いました。シャツの柄まで見えました。酒井さん大活躍な2曲。

9.Simple Words

10.ひとり

11.ミモザ

Simple Wordsの振りはコーラスと一緒でちゃんと時間差になっていることに気づいてちと感動。Simple Wordsからひとりへいく時のヤスの語り(何千何万の言葉をつむぐより…というやつ)が二枚目声だなと。前のMCの流れからして仕方がない(笑)

MC
村「次からは男の時間です」
どよめく会場
村「『何?』という空気とのコントラストがたまらない」
(おそらく次の曲を知っている人と知らない人との空気の差がたまらないということだと思います)

12.狂詩曲

13.SAYONARA

待ってましたの狂詩曲。気づけば黒ぽんのシャツがお腹まで全開。立ち位置の関係か黒ぽんが前にくることが多くて、そのたびに意識しなくても腹に目がいくので困るといえば困る。振りは桐生より少なくなっていたような気がするけど、実際はどうだったんだろ。桐生のトラウマから黒ぽんの歌いだしにドキドキ。そしてあの腰は最前で見るには刺激が強すぎかと。SAYONARAはてっちゃんがかっこいい曲です。顔の前でクロスした手を開いていくあの振り付けが好き、あとてっちゃんが2階にいて他4人が1階にいるという立ち位置が好きですね。気づけは黒ぽんのシャツのボタンが1つ留まってました。いつの間に。

メドレー
Tonight~Two-way Street~靴は履いたまま~Gospellers Theme~THAT'S WHAT I WANT~FRENZY~FIVE KEYS~いろは~夜をぶっとばせ

ここもなくなった曲あり、増えた曲あり。靴は大好きなのでまた見られて嬉しかったです。今回もリードに目がいきそうになりましたが、ここが下3人の振りを見なければと中央に注目。Gospellers Themeも久しぶり。どうしてもテレビで見たアカ街の振りを思い出してしまいます。

14.MO'BEAT(なりきり)

なりき指導は北山さん。
北「ついてきてください」
と見事なロングトーンを披露。そのロングトーンにプロを見ました。最初はただのロングトーンでしたが、後半は音程を上下させて難易度をあげる北山さん。難しいっす。真里さんが手を上下させて音程の上下をやってくれたので助かりました。なんかここの北山さんの口調がすごく意外なキャラだった記憶があるのですが失念。桐生と同じく中央のパートだったので覚えやすかったです。

15.一筋の軌跡

今回はこの曲が妙に心にしみました。セルゲイ予習MDを作って曲を覚えていたけど、この曲が時間の関係で入らなかったので聞くのが久しぶりだったせいもあるのかもしれませんけど。すごくいい曲だ!と思って、聞いていて一緒に「一つになるのさ」の振りもやってすんごく楽しかったです。

アンコール
1.風をつかまえて
2.陽のあたる坂道
3.星屑の街
さすがに冬の曲はなくなって、春っぽい「風をつかまえて」が入りました。今の季節にぴったりの曲でした。

最後のMC
てっちゃん失念
安「学生の頃は足元ばかり見ていて○○(中野近くの桜の名所と思われる)の桜の美しさに気づいていませんでした」
酒「ステージから見えるところに外国のお客様がいらっしゃって、何か英語でおもしろいことが言えればいいのですが言えないのでえいご漬けをやろうと思います」
北「ライブの時間も宇宙規模で見れば、たいした時間ではないのです」
と話が壮大な方向に向かって、上にいる3人(村、安、酒)からはツッコミが入る。そして最後に話す黒ぽんは「ええっ」という顔をしてました。
黒「13年前にあったお気に入りのカレー屋さんがなくなってました。13年という月日はそういうものです」
他にも何か言っていたような。

その他小ネタ
・二枚目声のあたりだったと思いますが、てっちゃんが酒井さんに「満天のナレーションをやれ」と言って酒井さんが挑戦するも吹き出して自滅
・てっちゃんと北山さんでどっちのターンが速いの競争。結果的にはどっちも同じくらいでした
・ターンした後「バランスが悪い」と反対方向にターンするてっちゃん
・玉川さんのピックは今回はよく飛んでました
・北山さんの音叉はマイクを持つ手に挟んでいたりしたようでした
・普段わりと5人全員を見ているのでステージに近すぎるとどこを見たらいいか分からなくなるものだなと思いました

・安岡さんの汗まで見えました

 

 

これで私のセルゲイは終わりですが、とても思い出に残るライブとなりました。アリーナはどんなふうに変わるんだろう。見たかったな。