ゴスペラーズ坂ツアー2009 15周年漂流記~春夏~ (宇都宮市文化会館)

ゴスペラーズデビュー15周年記念ツアー。15周年漂流記というタイトルは十五少年漂流記とかけているのでしょう。パンフも物語風になっていました。ゴスペラーズのパンフレットはそのときそのときでだいぶ作りが違っているので、毎回見逃せない。

 

セットリスト(帰りにボードが出ていたので完璧です)

1.1,2,3 for 5

2.終わらない世界2009

3.ローレライ

4.Full of Love

5.Love Vertigo

6.I'll Make Love To You

7.ミモザ

8.逃飛行

9.傘をあげる

10.Blue Planet

11.永遠に

12.青い鳥

13.シマダチ

14.Armonia

15.The Longest Time

16.沈まぬ太陽

17.Sky High

18.セプテノーヴァ

19.FRENZY

20.狂詩曲

21.愛は探し出すのさ

22. My Gift To You

アンコール

1.言葉にすれば

2.Higher

3.ひとり

衣裳

前半:ピンクと紫が混ざったようなラメスーツ上下

後半:白の上下。初見の印象はノンスタイルでした

 

オープニングはマイクロフォンナンバーのナレーションで登場。。

1→酒井さん

2→黒ぽん

3→てっちゃん

4→ヤス

5→北山さん

でした。1,2,3 for 5から終わらない世界2009の流れが最高。確かFull of Love終わりでMC。2日前に誕生日だったてっちゃん。「39歳になりました」と年齢を詐称する[本当は38歳)「え?」という空気のなかMCが進行するので

酒:そこは訂正しなくてもいいの?

村:年齢不詳の歌手もいるんだから。血液型も不明のままだし

安:年齢をサバよみする人はいるけど、上に言う人ってあまりいないよね

 

Love Vertigoは思っていた以上に踊っていた。振りのイメージはSMAPのらいおんハートに近いと思いました。スタンドマイクを使っているのもあるかもしれない。I'll Make Love To Youでは北山さんが脱いだー!席は下手側だったので、上手側にいた北山さんとはだいぶ離れていましたが、見てはいけないものを見てしまったような気がしてちゃんと見られませんでした。後から考えたら惜しいことをしたと思う。その後のMCでも北山さんの脱ぎの話に。北山さんのリード部分の歌詞が「脱げよ、俺も脱ぐから」という意味らしく、それを低音で3回くらい言わされていた。最後はひざまづいてような姿勢になって言わされていた。対抗したてっちゃんが裏声で同じセリフを言って

村:なんだか変態みたいじゃない?

酒:新聞沙汰にならないようにね

と例の事件と絡めたような話をする。そんなこともあって逃飛行を聞いて「グループっていいな」としみじみ思っていたのでありました。同級生の年長者二人(村上&黒沢)下3人(酒井&北山&安岡)という構図に何か思うところがあったようです。「傘をあげる」はまさかの選曲でした。リードのヤスは傘をギターに見立てて歌う。他4人のコーラスもよかった。手でハートマークをつくるのかわいい。

安:傘って便利だよね。疲れたら杖にもできるし

最後にギターに持ち替えて「Blue Planet」へ。この曲も好き。

 

シマダチでは楽器を持って登場。分担はてっちゃんがカホン。黒ぽんが鉄琴。ヤスがギター。北山さんがカホン、ギタレレ、トロンボーン。酒井さんがクラビオーラ。吹いて音を出す鍵盤楽器だそうです。てっちゃんはカホンのことをサントリー角と言ってました。ここは鉄琴を叩く黒ぽんのかわいさにやられましたね。かわいいというかめんこい。鉄琴がだいぶ小さいものみたいで、マレットも小さいのかトレモロが必死に見えてしまって、それがなんともいえない微笑ましたを誘っていたと思いました。

 

後半戦はよく覚えていない。狂詩曲でてっちゃんが歌詞をとばしたような気がしましたが、さだかではない。何の曲か忘れちゃいましたが、マイクスタンドの高さをすっと変える酒井さんが素敵でした。てっちゃんはこのホールの2階のせり出している席が好きらしく、いつもジェットコースター席と呼んでくるたびにいじっている気がします。ラストのほうのMCで「ありがとうございます。いかがでしたか?」をかんでしまったヤス。なのに最後のあいさつで「今日の僕は100点満点です」と言い切ってました。その流れで発声もヤスでした

村:今日はよくかんだから安岡!

 

どこのMCで話していたか忘れちゃったけどご当地話。栃木といえば。

安:電車で居眠りして栃木まで来たことがある

黒:みそだれ餃子がおいしい。こんなことしか言えなくてすみません

北:宇都宮というと柳田緑地でフリスビーをしたことが…(この話何回かしていると思います)

酒:ラジオベリーだと言ったらレディオベリーだと言われたことが忘れられない

たぶんてっちゃんが話していた話。前に宇都宮に来たのはクリスマスだった。PARCOのクリスマスツリーが片づけられていたのを見たと(ゴスペラーズのLet It Goがタイアップとしてついていたときの話だと思います)この話は2006年なのにうっかり1996年と言ってしまって、酒井さん(たぶん)に「100年くらい生きてますから」と言われていた。

 

忘れもしない、あの騒動から間もない時期のコンサートで自分の気持ちも落ち着かないところはありました。そんななかでゴスペラーズの歌を聞いて、グループの大切さを改めて感じたコンサートでした。そしてこの3日後にもまたツアーに参加するのでした。