戦国自衛隊1549

実はこの映画、予告を見た時から気になってました。戦国時代に自衛隊。その設定のとっぴさ加減が気になってできれば行こうと思っていました。そんな時に月イチゴローでこの映画が紹介され、実は原作があること以前にも映画化されたことがあることを知りました。多分彼の評価があまり良くなかったのは原作に思い入れがあるからではないかと思いました。そんなこともあり自分で評価してみようと思い、今日行ってきたのです。


実はあるサイトでネタバレを知ってしまい、鹿島達の敵である織田信長が現代の人になっていることは知ってました。でも、それにいたるまでの過程などは詳しく知らなかったので楽しめました。戦国時代と自衛隊と相反するものが同時に存在しているのがおかしくて、よく考えてみると無茶な設定だと思うところですが、物語を見ていると受け入れてしまうのが凄いところです。とても不思議な光景なんですよね。弓や騎馬隊で戦っているところの戦車や飛行機がいるんですから。
演出も派手で、やはりこういうのは劇場で見ないとなーと思いました。けっこう切ったり切られたりが多いので苦手な方はツライかもしれませんが。最後に信長と秀吉の役割を七兵衛と藤吉にまかせるという展開「え!?」という感じになりましたが、一応歴史のつじつま合うからいいんかということに自分の中で落ち着きました。

江口さんは熱い男が似合ってました。生瀬さんが出ていたことにスタッフロールを見るまで気づかず、ずっと見たことある人がいるとだけ思いスタッフロールで「矢部だ!」と気づきました。そしてまたしても伊武さんが。斉藤道三ハマってました。歴史の肖像画を見るとあんな感じの人ですよね。信長にやられたにもかかわらず、また現れた時は「何事!」と思いましたよ。

この映画でカッコイイと思ったのは七兵衛でした。濃姫から扇子を受け取るシーン以降がかっこよかったです。最初の方は何を考えているのかよく分からないキャラでしたが、後半は迷いがなくなって一段とかっこよく思えました。的場さん(信長)の「今の日本を壊して新しい日本を」という考えは、前に見たローレライの朝倉と同じような考え方だと思いました。そうしたら今生きている人達はどうなってしまうのか?という考えに対しても同じように考えていると思いました。

まとまりがないですが、このへんで。ローレライに続いて女性の少ない映画でした。神崎さんと濃姫しかいない気がする。