金田一少年の事件簿N 第5話&第6話「金田一少年の決死行」

原作だとこれで連載第1部完なので、キャストがオールスター総出演のような話です。しかも舞台が香港なので、それを日本に置き換えたらどうなるか気になっておりました。原作通りにできないのは分かっていましたが、ナリヒロ高遠さんも出演しますので楽しみにしていました。

前編は意外と原作通りに進んでいたと思いました。押さえているところは押さえているというか。KREVAさんのゲスト発表があった時に悪役ということだったので、どのポジション?と思ったらあの4人のうちの1人だったとは。松岡修司が全然ビジュアル違う(笑)文香さんだけは原作に忠実でした。原作だとはじめちゃんを追うのは香港警察だけど、ドラマだとその立場にあたるのが神奈川県警なわけね。友利刑事が佐藤二朗さんでした。ハンカチと写真のくだりどうするんだろう?と思ったらハンカチの件はスルーされた。これがないと龍が犯人である証拠が薄い気がするんだよなあ。うーん。でも松岡さんが撃たれた時にあのタイミングで撃てたのは龍だけだし、いいのかなー。写真もどうするんだろうと思ったら普通にキングドラゴンホテルがヒントになってた。まあ確かにそれでいい。あと、だるままんじゅうがある意味でヒントになっていたように思います。はじめちゃんがだるままんじゅうが好きなのはおっぱいに似ているからだそうです。龍がだるままんじゅうを買っているところを美雪と佐木に目撃されて、それではじめちゃんの居場所が分かるんだもんな(笑)剣持警部が実は生きている事を伝えるのはアナグラムになってましたね。原作のやり方は日本じゃ無理だ。モールス信号は何度か原作のトリックに出てきているけれども。ドラマだといきなりは難しいか。ドラマの真壁先輩なかなかやりますな。ただのオカルトマニアというわけでもないらしい。でもアナグラム思いついたのはオッサンだったのかな?オッサンが生きているのが真壁にバレて、それでアナグラムを使ったと言っていたような。オッサンやるじゃないか。ドラマになって「なるほど!」と思ったのは畠山刑事に変奏していた高遠さんを見破るところでした。利き目とはおもしろいとこをついたなと思いました。なんで銃のシーンがヒント?て思ったんですよね。原作は剣持警部で警察手帳を投げ捨てたということからバレるんだけど、オッサンが叩き上げの刑事だというエピソードが分からないと伝わりにくい。

高遠さんあいかわらずその口調がたまらないです。普通に去ったのはちょっと納得できないけど。飛び降りたのに実は生きていたぐらいはやっていただかないと…。でも獄門塾の時よりもナリヒロさんの高遠さんぽさが出ていたのでよかったと思います。いやでもカイトとは全くキャラクター違うよねー。獄門塾の時も書いたけど、私のイメージだとナリヒロさんは悪役のイメージが強いんですよ。だから逆転裁判成歩堂とかカイトの方がイメージになかったんです。舞台「太陽2068」の森繁もまた違ったイメージだったしなあ。同じ時期に正義感の強い役と悪い役の両方が見られて楽しい。

第7話が雪影村殺人事件で決定なのですが、残りの話の発表がなくてですね。撮影は終わっているはずなのですが。あの話は確定だと思うからまた高遠さんの出番はあるはずと思っています。