「福家警部補の挨拶」総括

このドラマが発表になった時、吾郎さんと檀ちゃんが共演することがとても嬉しかった事を覚えています。しかもそれが変わり者刑事の倒序ミステリーとなった見るしかないでしょと思ってました。ドラマの話とはそれますが、ビストロに檀ちゃんと柄本くんが来てくれたのも嬉しかったなあ。しばらく吾郎さんの作品関連のゲストが来なくって、ぜひこの作品こそはと思っていたのです。

初めて見た時は古畑ぽいとか、もっというとコロンボぽい(倒序ミステリーだから当然なのですが)。福家さんのキャラも右京さんぽいとか色々と思っていました。でも福家節というかそういうのがだんだん出てきて、最終回の頃にはすっかり主要キャラ3人に愛着がわいてしまったのでした。二岡君のこきつかわれぶりが米沢さん並でかわいそうだなと思っていたけど、福家さんが現場から離れていた時の物足りなそうな二岡君がまたねー(笑)なんだかんだでさみしいんじゃん、二岡君。そして我らが石松警部!こちらはただただクールでかっこよかったです。前半は出番少なかったけど、最終回の「福家!」呼びは正直萌えました。もっというと第10話のオープニングのプロローグが石松警部だったのですが、このプロローグが素敵で。録画で見ていたので本編入る前に4回繰り返してしまいました。そして福家警部補はよくしゃべる役だった。檀ちゃんがインタビューでセリフが多くて大変と言っていたけど、あれは本当に大変だろうなあと伝わってくるセリフ量でした。とうとう下の名前も謎のままだった。警察手帳を見せるシーンだとちょうど名前の部分が指で隠れているんです。

あとこのドラマは音楽が大好きでした。サントラCDも買いました。メインテーマが印象に残る曲で、檀ちゃんのプロローグの語りの後に流れるのもいいし、最後も福家さんの一言でばっさり終わってエンディングに入る流れも好きでした。あのエンディングで我に返ることがよくありました。

このドラマはDVDにならないのかな?「Mの悲劇」以来にDVD-BOXが欲しくなった作品なんですけど。