相棒劇場版2 特命係の一番長い夜

一応DVD持っているんですが、TVで放送があるたびに見てしまう作品です。まずシャワーシーンは見るよね。初めて映画見た時に思ったより早くてびっくりしたよ。TVで放送されるたびにシャワーシーンを見て、最後の「かんぼうちょー」をやらないと気が済まない。放送がある度に様々な反応がある作品なので、賛否両論激しい作品だなと思う次第です。初回版にはノーカット版も収録されてますが、先日それもTVで放送されて色々と思った事などつらつらと(映画の時はリアルで感想書けなかったので)

 

もう既にS11は見ている事を前提です。 甲斐パパこと甲斐峯秋のポジションがよく分かってなかったのですが調べたら警察庁次長。つまりは劇場版2の金子文郎長官の下のポジションという事になるのでしょうか?劇場版2の段階では次長は出てきてないから、そこのポジションに峯秋を入れたという事なんだろうか?もっとも峯秋は次長のポジションにつくまで出向中だったみたいだから、話に出てきていないだけでそのポジションは誰かいたんでしょう。 あと会議室に閉じ込められたは全員とも警視庁の人間。長谷川(影の管理官)松下、鈴木の3人が実質の立てこもり事件の犯人だったけど、立件はされなかった。長谷川にいたっては警視庁のナンバー2だったのが事件をきっかけに警察庁の閑職になったわけだから左遷。そして神戸を部下にひっぱってきた。かつ雛子とつるんで何かしようとしている。というのが今の長谷川のポジションだと解釈してます。そうすると官房長亡き今はやっぱり雛子&長谷川がラスボスだと思うのよねー。

映画だとお魚バーで大河内さんが神戸に特命係の過去を話すシーンはカットされてますが、これけっこう重要なシーンだと思うのです。「特命係は人材の墓場」って言われる根拠は杉下の部下はすぐ辞めるじゃなくて、殺されるっていう意味だから。右京さんが特命係を1人でも続けているのは官房長に対する恨みというか、官房長の判断で自分の部下達は死んでしまったという思いがそうさせていたんじゃないかな。映画のラストで三宅部長に証言してもらって3人を立件すると言っていたけど、結局できなかったんだよね(多分)それが官房長への言葉だと言っていましたしね。官房長が亡くなった今は、右京さんが特命係である理由も薄れてきていたんじゃないかな。右京さんは今の特命係を自分の正義を追及する部署としてやっていく事にした。じゃあ神戸君の事はどう思っていたんだろうと考えてみたんだけど、自分の暴走を止めるストッパーと思っていたんじゃないのかな。どこかで止めて欲しいと思っていたんじゃないかとかね。そこは今までの小野田官房長のポジションでもあった。じゃなかったら「罪と罰」の時に神戸君を追いだしていた可能性もあったと思っている。だけど神戸君はは長谷川に連れていかれた。別の意味での杉下右京の暴走を止められる存在として。

じゃあ右京さんがカイトにあんなに優しくしている(これまで比)のかといえば、これ以上部下を死なせたくないからじゃないのかな。ただこれが理由だとすると、なんでカイトを自分の元に引っ張ってきたのか説明しにくいんだけど。香港での事件の時に暴走するカイトを見て、危ないと思ったんじゃないかと。このまま暴走させておくといつか命を落とすかもしれないと思ったのかもね。即身仏の回とか実際に危ないめにあっているし。あと峯秋に関してはどう考えているんだろうね。峯秋は右京さんと仲良くしたいみたいだけど、右京さんはそんな風には思ってないと思う。峯秋は多分S12初回で何かあると思う。  

ま、色々考えても公式はどんな爆弾を落としてくるか分からないので(笑)見ていておもしろければいいんですけどね。あとやっぱり制作側の都合とか、純粋な想いだけで作れないんだろうなあというのも察してきていて、頑張って面白い作品を撮ってくださいと願わずにはいられない。ミッチーが3シーズンで降りたのもスケジュールの問題ってあったんだろうなと思っていて。ワンマンショーの事を知って、あのスケジュールで何年も頑張れないでしょと思ったし。益戸さんの件はある意味事故だと思っているし(ここでさっちゃんはよく考えたと思いました)