古畑任三郎2ndシーズン第4話「赤か、青か」

今年の3月に古畑のセカンドシーズンの再放送がありました(まだグッデイが始まる前の話)また見たいなと思って録画したのですが、HDDの容量が足りなくなりそうだったので、この回以外は消してしまいました。どうしてもこの「赤か、青か」だけはもう一度見たかったんです。 このドラマは1996年1月のオンエアだったので約20年前の作品。当時あまりテレビドラマに興味はなかったのですが、サスペンスドラマが好きな家族の影響で古畑任三郎だけは見ていました。まだSMAPファンでもありませんでした。ただ友人にSMAPファンはいたので「古畑に木村くんが出るから見てね」とすすめた記憶はうっすら残っています。あとで話を聞いたら、ラストシーンが許せないということは言っていました。そう考えると初めてSMAP木村拓哉という存在を認識したのはこのドラマだったと思います。 観覧車に爆弾をしこむために深夜の遊園地に忍び込んだ林(木村拓哉)林がしかけを終えて立ち去ろうとしたところ自転車の鍵をなくしてしまったことに気づく。急いで観覧車に戻るも鍵は見つからない。しかたなく自転車のチェーンを切っているところを警備員に目撃され、林はその警備員を殺してしまう。翌朝エキサイトパークに観覧車に爆弾をしかけたという脅迫電話が入る。そんななか警備員殺しの捜査をしている古畑たちの前で爆発が起こる。それは林がしかけたものであった。しかも爆弾がしかけられた観覧車に乗っていたのは古畑の部下の今泉であった。警備員の殺人と爆弾事件はつながっていると推理する古畑。爆弾の専門家として呼ばれた林はそこで古畑と対決することになる。

それにしても20年前の24歳木村さんもかっこいいですね。ほれぼれしますね。若くてギラギラしているオーラがあって、さすが木村拓哉だなと思います。でも初々しい感じもあり、たどたどしいしゃべりがちょっとかわいい。しかも喫煙シーンもありだ。追いつめられていく木村さんが新鮮だし、ムキになる林先生にニヤニヤしてしまう。最後の古畑の林先生へのビンタシーンはびっくりしましたね。あとにも先にも古畑が犯人に手をあげたのこのときだけだったはず。最終的にどっちのコードを切るかの決め手がおみくじのラッキーカラーというのも好き。この後、古畑任三郎vsSMAPでSMAP全員が犯人役をやっていますが、今このドラマを見てまた木村さんの犯人役が見てみたいと思いました。 その他気になった点について。爆発物処理班の警部は相棒三浦刑事役の大谷さんですね。今泉との連絡手段が携帯電話で、20年前でも携帯電話はあったのかと思いました。まだ持っている人は限られていた時代だと思いますけど。ただあの状況で携帯電話から他の人に電話できる今泉くんはおかしいと思うんだ。そこが今泉たるとこでもあるのですが。芳賀刑事は白井さんだー。そういえば準レギュラーぐらいの立場ではあった。 このドラマがあったからこそ、古畑任三郎vsSMAPもあったと思うし、スマスマでの古畑拓三郎もあったと思うので、木村さんにとっても、SMAPにとっても重要なドラマだったんだろうと思いました。そして古畑vsSMAPでSMAPファンになった自分にとっても忘れられないドラマです。