日本国宝展

以前に国宝大神社展を見に行った時に思っていた以上に楽しかったので今回も行くことにしました。時期については色々と検討したのですが、自分のスケジュー ルを考えた時に10月末の平日に行ってきました。大神社展の時は展示の都合で(平家納経の展示期間に行きたかった)祭日だったのですが、わりと空いていた のです。今回は平日だからそんなでもないだろうと思ったら、甘かったです。かなり混んでました。外国の方のグループや、どう見ても幼稚園の遠足みたいなグ ループも見かけました。その幼稚園のグループは会場内で会うことはなかったけど、中まで入ったのかな?お昼前には入場規制なしで入ることができたのです が、私が帰る頃には10分待ちぐらいになっていたようです。正倉院の展示が終了間近だったのでそのせいでは?とのことでしたが、一番混んでいる時は60分 待ちとかそんな時もあったそうです。中に入ってもゆっくり見るとかそういう状況ではなく、空いたところから見るような状態でした。閉館間際がゆっくり見ら れるそうですが、遠方から行くとなるとそれも厳しい。金印とか土偶5体がそろった時期は大変なことになっていたんだろと思います。

 

歴史の 知識も足りない状況で見てきましたが、それでも教科書でしか見たことないものが目の前に存在していて「本当にあるんだー」という単純な感激でいっぱいでし た。正倉院の琵琶とかね。和歌集は国語の教科書に現代の文字で載っているのしか知らないけれど、実際には本の形で残っているというのが不思議でした。よく 考えれば当たり前のことなのですが。地味なことかもしれないけど、銅鐸が見られたのも嬉しかった。ちゃんと残っているのが凄いなと。古代のあたりは当時の 技術でここまでやったんだろうと思うと感心してしまいます。そして大河ドラマ平清盛」ファンとしては、厳島神社中尊寺というキーワードには心踊りま す。大神社展の平家納経の実物にはかなわないけれど。

そんなわけで展示を見て回るだけでクタクタでしたが、物販もチェックしてきました。ちょうど その日はテレビの取材が来ていました。グッドモーニングのジャンパーを着ていたのでテレ朝ですね。お客さんにインタビューしたり、土偶のガチャガチャを やったりしていました。色々と気になった物はあったのですが、予算と相談の上で緑地彩絵箱のブックカバーと土偶ビスケットを買ってきました。

 

そ ういえば国立博物館の本館の階段は半沢直樹のロケ地ですよね。たぶん東京中央銀行金融庁調査で黒崎が半沢に向かって「運命って信じる?アタシは信じる わ。またこうやってあなたと出会えたんだもの」と言ったシーンだと思うんだけどなー。人の往来が多くて写真が撮れなかったのが残念でした。来年の6月まで 平成館は改装工事のため休館になるそうです。またおもしろそうな展示があればぜひ行ってみたいと思います。