すてきな日々-Wonderful Days-

音楽、映画、舞台の記録

Defiled

Defiled

作:リー・カルチェイム

翻訳:小田島恒志

演出:鈴木勝秀

会場:DDD青山クロスシアター

観劇:2017年4月23日(マチネ)

 

2015年の「広島に原爆を落とす日」の再演の頃からいつか戸塚くんが出演する舞台が見たいと思っていました。しかしなかなか都合がつかず、やっと今回のDefiledで念願かないました。今回の観劇にあたり、実は初めてファミクラ(A.B.C-Z)加入をしました。そのあたりの話は後日にでも。無事にファミクラの先行でチケットが取れ、初観劇がかないました。

 

それなりにいろいろな劇場で観劇していると思っていた自分でしたが、今回の青山クロスシアターという会場は知りませんでした。地図を調べてみると渋谷と表参道の中間ぐらいの場所のようでした。しかも地下にある劇場なので、近くまで行ってもわかりにくいです。会場が小さいことはわかってましたが、会場に入ったら思っていた以上に小さい会場でした。ワイドショーの会見で見たときよりももっと小さい印象でした。初観劇がこのサイズの会場というのは緊張する。 

戸塚くん演じるハリーはスニーカー、黒パンツ、白シャツに黒のジャンパー。シャツが白なのはラストシーンのためですね。勝村さん演じるブライアンはくたびれた感じのスーツ。途中でベルトゆるめてズボン下げたりするシーンもあり、その後はシャツが出しっぱなしだったりだらしないとこもある。初演はピーターフォークさんだったそうなので、コロンボを意識しているところもあるのかも。最初はコートも着てるけど、ハリーに脱げと言われて脱いでしまうので着ている時間は長くない。二人芝居なので二人とも出ずっぱりです。それでもブライアンは何回か袖にはける機会もあるけれど、ハリーは1回ぐらいしかなかったんじゃないかな。二人芝居ではありますが、声の出演でブライアンの上司のサンタナとハリーの元恋人メリンダが出てきます。このブライアンの声がなんと劇団猫のホテル中村まことさんでした。ゴスペラーズのアカペラライブでおなじみの方で意外な出会いにびっくりしました(ちなみにメリンダ役の佐藤真弓さんも猫のホテルの方です)

ステージに上がった戸塚くんを見ての印象は意外と小柄ということでした。吾郎ちゃんは逆で舞台で見ると背が高くて意外とがっちりと思うのです。ステージまでの距離はそんなに変わらないと思うので、そうはずれた印象ではないと思います。客席に降りて最前列の前と真ん中の通路を回って劇場内を1週歩くシーンがありました。

舞台はハリーが自分が勤めていた図書館に爆弾を置いていくシーンから始まります。図書館に立てこもっているハリーと交渉するためにブライアンが図書館にやってきます。とっつーがインタビューでハリーに共感できなくてなかなかセリフが入らなかったと言っていたけど、ハリーがそこまで図書館の目録カードにこだわる理由がよくわからなかった。ハリーが目録カードを神聖なものと考えているのはわかる。それは冒頭で本棚の高いところに爆弾を置こうとして届かないから目録カードの棚に足を乗せるんだけど、ちゃんと靴を脱いで足をのせるんですよ。それだけでハリーの目録カードへの想いは伝わってきたと思う。でも中盤から後半で目録カードの棚に上がるシーンがあるんだけど、そのときは何のためらいもなく土足で上がるんです。そこで「あれ?」と思ったんですよね。勢いにまかせてだったのか、ハリーのなかで何かが変わったのかはわからなかったけど。2回目があれば、1回目で引っかかったところを注意しながら見られるけど、それもなかなか難しいのである。

ハリーは交渉しないと言っているけれども、ブライアンはハリーにこんなことをやめさせたいと思っている。コーヒーを薦めたりとか、ブライアンがハリーに寄り添ってハリーもそれに応えるようなところは見られるけど、何気ない一言で振り出しに戻ってしまう。もしかして平和に終わるんじゃないと思わせておいて、うまくいかない。最初は拒否していたブライアンのコーヒーを自分のカップでもらおうとするあたりはかなり受け入れようとしている姿勢なのかと思ったけど。先に書いたけど、目録カードの棚に土足で上がったり、お姉さんに電話したり、どこかでハリーの考えが変わったポイントはあったと思うんだけど、それがどこかと言われるとわからない。最後にハリーは撃たれてしまうのですが、銃声が聞こえるまで拳銃の存在を見失っていたので驚きました。途中からブライアンが拳銃を持ち出してきたことは覚えていたけれど、話を追っている間に頭から抜け落ちてしまったんですよね。だから最初ハリーが自殺をはかったのかな?て一瞬思ったんです。ハリーの考えの変わったポイントを見たかったので、話の流れを理解したうえでもう一度観劇したかったと思いました。

 舞台に出てきた目録カードを使った記憶はありません。ただあの棚はどこかで見たことがあります。それがどこでだったのかはっきりは思い出せないけれど。もうパソコンで本を検索するのが当たり前の時代になって長いですしね。ちょうど「学芸員はガン」という発言が世間をにぎわせていたときで、それとも結びつけながらハリーの想いを考えていました。

 

戸塚くんの舞台また行きたいです。