真夏の方程式

ガリレオシリーズはドラマから入りました。湯川先生はかっこよかったし、ドラマとしてもおもしろく見ていました。実は原作も読んだのですが物理実験が全く理解できなくて正直あまり…な感じでした。ガリレオのドラマ化のメリットって、あの言葉では表現しにくい物理実験が映像で見られるという点にあるのではないかと思いました。湯川先生の相棒については原作通りの湯川&草薙をドラマ版のキャストで見たいので実は内海or岸谷論争はどうでもいい立場です。しかし岸谷は3ヶ月見続けてもやっぱり苦手なままでした。「聖女の救済」ぐらいおとなしいとそうでもないんだけど、栗林&学生と絡ませた時がおなかいっぱいでした。あの学生達も第1シリーズの時はいなかったよね?「相棒」だ「ダブルス」だ男性2人のバディ作品の需要はあると思っているけど、そのあたりフジテレビだと難しいのかな。

この「真夏の方程式」も「容疑者Xの献身」もそうなんですけど、事件があってその犯人をかばいたい人達の愛情というか思いやりがあふれている作品だと思います。もちろん身代わりはいけない事だけど、その後ろに隠れている想いや愛情を考えると重いなと。杏ちゃん演じる成美が幼い頃に犯した殺人の罪をかぶった仙波さん。その秘密を追いにきたもと刑事の塚原を殺してしまった川畑夫妻。殺人は犯罪だけど、その背景を考えると切ないなあと。犯罪の方棒をかついでしまった恭平君もなあ。あと何年かしたら自分のやった行為の罪に気付くんだろうなと思うとね。
恭平君と湯川先生のコンビもよかったな。恭平君は小学生だけど湯川先生は接していても蕁麻疹がでなかったらしい(笑)だからこそ対等な立場と認めて実験をやってあげていたんだろうね。成美もずっと秘密を抱えて生きていたんだろうな。だからこそ過ちを犯した恭平君の支えになって欲しいと湯川先生は言ったんだろうね。もし仮に成美が犯人な事が今分かったとしても時効だよね?あと当時小学生なわけだし。罪には問われないけど、本人にしてみればそういう問題じゃないんだよな…。しかし全く話は変わるけど、杏ちゃんスタイルよかったですよねー。ダイビングスーツ脱いだ時のすらっとした手と脚の細さと長さに感動すら覚えました。

湯川先生も素敵でした。たとえ海辺でもスーツとベストというファッションというこだわり。このスタイルって最近の男性ファッションの流行りなのかな?よく考えてみると相棒のカイトと同じファッションなんですよ。全く映画関係ないけど、そこが気になったんですってば。ガリレオの原作本は長編ならあまり物理実験関係なさそうだからまた読んでみようかなと思いました。