ゴスペラーズ坂ツアー2002 GT(郡山市文化センター)

注:MCの各メンバーの言葉は正確なものではありません。だいたいこんな感じかなと思ってください。

 

私にとっては2回目にして最後のゴス坂ツアーでした。日比谷野音の追加公演も撃沈し、中野サンプラザの当日も撃沈してしまったからなのです。でも席は「2度とこんな前で見ることはできないんじゃ…」と思うくらい前で、そこで運を使い切ってしまったのだろうと勝手に納得してました。私が今まで行ったコンサートの中で、席が前から数えた方が早いというのは初めてでした。1階席の下手側端だったのでちょっと上手側は見にくかったんですが、逆に端だったから良かったこともあったのです。ですが、席が前だったからと言ってレポートが詳しくなるのかといえばそういうわけではありません。逆に記憶があやしくなっていたような気がします。

今回も郡山からバスで行きました。周りにお仲間は多かったです。宇都宮は開場時間後に到着しましたが、今回は開場前に到着しました。帰りのバスの時間をチェックして会場へ向かいました。搬入口の場所が分からなかったので、ツアートラックは見てきませんでした。会場の中に入るとすでに行列ができてました。早く開場するのかなと思ったらそんなこともなく、時間通りに開場しました。開場になった途端、周りが早足で入っていくので何があるんだろうと思ったのですが、どうやらグッズ販売があったからだったみたいです。今回はグッズは買わないことにしていたのでそこはスルーしてホールの中へ。
前回とおなじくステージ上ではバリさんのDJが始まっていました。とりあえず席につくとあまりにステージに近いので多少動揺する私。大体コンサートが始まる直前は少し挙動不審になります。開演時間が近づいてきても私の隣の席の人がきません。来ないのかな〜と思っていたら最後まで来ませんでした。ですが、そのおかげでジャンプしやすかったのも事実だったりします。バリさんのDJがGet me onに変わると開演が近くなります。コンサートが始まる時の客電がおちる瞬間がたまらなく好きです。

セットリスト
1.侍ゴスペラーズ
2.Get me on
MC1
3.it should've been me(that loved you)
4.残照
5.メドレー
Dawn〜夜明け〜〜告白〜東京スヰート〜〜この世界のどこかに〜AIR MAIL〜誓い〜ひとり〜永遠に
MC2
6.エスコート
7.ポーカーフェイス
8.熱帯夜
9.ウルフ
10.Atlas
11.真夜中のコーラス
12.FRENZY
13.FIVE KEYS

アンコール
1.こういう曲調好き(なりきり)
2.Body calling
3.約束の季節

 

1.侍ゴスペラーズ
またしても私の口から「近い」という言葉しか出てきませんでした。肉眼でも5人の表情がはっきり見えるんですよ!!お約束の「郡山に〜」ももちろんあり。

2.Get me on
酒井さんのヒューマンビートソロは実際に聞くとキます。そして北山さんがターンをするたびに歓声があがります。

MC1
福島にツアーでくるのは初めてなんだそうです。何かのイベントで来たことはあるそうですが。
村:今日は元気いいな〜
と驚いてました。

村:自己紹介を、まずこの男から
黒(お得意のシャウトの後に)「恥ずかしい」とかがむ。 身長と免許の話をした後に「今日も頑張って歌います」と言ってました。
黒:みんなも伸長方やったり、免許取ったりしておいた方がいいよ
村:ミスター金曜日
とツッコまれる。
北:こんばんは、北山陽一です(←低音で)
酒(ヒューマンビートの後に)酒井雄二です
二人は割と普通にごあいさつ
安:身長が175センチなくちゃいけないとか、そんなことは問題ではありません。165センチの安岡優です
とおもむろに酒井さんが安岡さんの真後ろに立つ。当然ながら酒井さんの方が高い(笑)酒井さん下がった後に北山さんに腕でツッコまれる。
村:フライデーされたり色々ありましたが、これからヤバいことがもっと出てくると思います。村上てつやです(←ちょっとお茶目な感じで)
安:ヤバいことって何なんですか!
村:これからはゆっくりとした曲になるので座って聞いてください
客席は素直に座ろうとするんですが、村上さんが「まだだよ」と言うので客席は混乱気味です。
安:この人の話は話半分で聞いていいですからね
酒:半分でいいって言ったから、空気イス状態になっている人がいますよ

4.it should've been me(that loved you)
5.残照
どういう流れからバラードタイムにいったのかよく分からないのですが、バラードコーナーへ。宇都宮ではここで永遠にだったので、どうやらメニューが少し変わっているみたいです。ここで歌詞の呼びかけがはいります。いつ見ても不思議な感覚にとらわれます。

6.メドレー
Dawn〜夜明け〜 〜告白〜東京スヰート〜この世界のどこかに〜AIR MAIL〜誓い〜ひとり〜永遠に
この9曲をメドレーで歌ってました。順番はこっそりメモしていたんですが、「告白」の順番があやふやです。多分2番目くらいに歌っていたと思うんです。「誓い」「ひとり」「永遠に」の並びは豪華な感じがしますね。ひとりもここで歌った方がよかったです。「ひとり」の時は北山さんのベースが響いてきます。生で聞くと下の方からベースが響いてくるような気がします。

MC2
安岡さんの髪型がオレンジと黒の2色になっていることをMCあたりでようやく気づきました。確か宇都宮の時はオレンジ(Get me onでテレビに出ていた頃の色)だったと思ったので、おっかしいな〜と思っていたのです。見事に2色になっていましたね。福島にツアーで来るのは初めてなんだそうです。村上さん曰く、仙台にはよく来ていたそうですが。初めて来る場所というのは反応が気になるらしくて、初めて来たという人は7割くらいでした。けっこういたようです。ツアーで福島に来るのは初めてですが6年くらい前に1度来たことがあるそうです。村上さんは、さんざんフリマとか言っていましたが、本当は物産展か何かで来たことがあるのだそうです。その時のことを知っている人と聞いたら数名が手を上げてました。そこのステージというのが客席とステージの間に池があって、なりきりで「真っ赤な太陽」とかをやってもダイレクトに返ってこないのだそうです。誰かが「象になった気分」と言ってました。

そして村上さんはわりと郡山に来たことがあるという話に。
村:なんとか西線とか東線とか、あと水郡線乗ったことあるよ
この瞬間客席がどよめきました。
(なんとか西線とか東線がというのは、磐越西線磐越東線のことです。西線は新潟の方へ、東線が太平洋側のいわきへ向かう電車です)他のメンバーから「水郡線て?」と聞かれると
村:水戸から郡山をつないで2時間ぐらいかかるの。だったら特急に乗って行った方が早い(多分新幹線で東京まで行ってそれから行った方が早いという意味だと思います)すると客席から「4時間!」と声がかかる
村:寝て起きてもまだ半分くらい。俺そういう旅行好きなんだよね。
安岡さんあたりに「今、会場とシンパシーありましたね」と言われてました。で、そこから話がそれて秋葉原の話へ。安岡さんと酒井さんがパソコンを買いに行った時の話。安岡さんは、買えそうなものがあったときだけ店内に呼んでもらえるのだそうです。

安:俺は見なくてもいいのね

昨日の日本vsノルウェー戦の話に。仙台のホテルで試合を見ていたそうで、安岡さんの部屋で村上さんと安岡さんと酒井さんの3人で観戦していたそうです。黒ぽんと北山さんは見てなくて
村:(安岡さんと酒井さんを指差して)「ここ3人、仲良し」
と言ってました。
あと、確か「昨日の試合に出ていた人は、よく評価してもらえるのかどうかわからない」みたいな話をしていたと思います。このサッカーの話の流れから、宇都宮では聞けなかったあの曲へ…。

7.エスコート
宇都宮では聞けなかったエスコートですよ!!ダンスも歌もMステの時より良かったです。ゴスで振り付けのある曲は、テレビよりステージで見た方がいいような気がします。

8.ポーカーフェイス
今回も間奏部分で袖に引っ込んで着替えてきます。ステージに戻ってきた黒ぽんはジャケットの下にシャツを着てませんでした。「もしや…」と期待する私。だって宇都宮はやってくれなかったもんね〜。

9.熱帯夜
黒ぽん、ちょっとだけジャケットをはだけさせます。というか、この曲での村上さんの腰の動きがあやしいと思っていた。

10.ウルフ
これも宇都宮ではありませんでした。この曲の時に北山さんがソファの右から上に上がって、バリさんがいるあたりで下に降りてました。「気をつけてね〜」と思ってしまいました。

11.Atlas
大好きな曲なのに何も覚えていません。

真夜コーに入るまえに村上さんの語りが入ります。ちょっと内容は忘れてしまいました。でも、その村上さんの語りを聞いてから真夜コーを聞いた時に、いつもとは違う観点で聞けたことだけは覚えています。

12.真夜中のコーラス
これも宇都宮ではなかった曲です〜。しかも私が一番聞きたかった曲ですよー。嬉しかったー!!

13.FRENZY
北山さんが側転していたのはこの曲でした。ここからの盛り上がりのまま「FIVE KEYS」へ入っていくのが好きなんですよ〜。ステージの端にモニターが置いてあるんですけども、たまにそのモニターより前にメンバーが立つことがあるのです。そこに立っていると、メンバーとの距離がすごく近いような感じがします。黒ぽんがジャケットを脱いだのはこの曲だったかな?

14.FIVE KEYS
腕を振り上げるタイミングを覚えたので、今回はかなりはしゃいできました。しかも右隣二席が空いていたので、すごくジャンプしやすかったのです。北山さんが下手の花道まで来てくれました。ステージの中央より、花道の方が近い席だったので花道だとすごく近いんですよ!メンバーがステージ上に寝てしまうところでは、真里さんもソファで休んでました。バンド紹介をして1回袖に引っ込みます。最初に出てきたのが北山さんだったのですが、北山さんの出方をみんなでマネしてました。なぜか村上さんが、ステージ端の照明に顔を近づけていって

黒:唇焼けるよ
と言われてました。確かに熱くて危険です。ちなみに村上さんはアンコールの間ずっとサングラスをしていませんでした。あとアンコールで出てきた時、村上さんはシャツが変だったようで
村:誰かしゃべって
と言ってバリさんのあたりで直してました。

15.こういう曲調好き(なりきり)
パート割は宇都宮と一緒でした。1階席の下手側の前の方が黒澤さんパート、2&3階席と1階席の上手側の前の方が安岡さんパートでした。今回は黒沢さんパートでした。歌っていた曲は安岡さんの「Stand by me」しか分かりませんでした。
村:今日は池がないからちゃんと聞こえる
みたいなことをさんざん言ってました(そんなに印象的だったのだろうか、その物産展の会場)なりきりが終わった後、メンバーが重大な勘違いをしていたことが発覚します。4階席まであるこの会場を、3階席までしかないと思っていたようなのです。メンバーが1階席だと思っていたところが実は1階と2階で(通路を挟んでステージに近い方が1階席、その上が2階席だったのです)2階席だと思っていたところが3階席、3階席だと思っていたところが4階席だったのです。なりきりが終わった後、村上さんが「1階席ありがとー!」というのを3階までしか言わなかったんですね。そしたら「4階はー?」という声があって、そこでどうやら気づいたみたいでした。村上さんは「えっ?」という感じになって、北山さんが一番最初にそのことに気づいてました。

16.Body calling
メモによれば黒ぽんが脱ぎかけていたらしいです。

17.約束の季節
今回のGTツアーのラストに歌ってFRENZYのラストに収録されているせいなのか、最近この曲を聞くと「もう終わりだ〜」みたいな切ない気持ちになったりするんです。もちろん今回もそうなって。

改めてバンド紹介。真里さんはあいかわらず素敵でした。そしてゴスペラーズ5人も紹介。北山さんは音叉投げてました。なんでいつも上手に投げるんだろうと思いながら見てました。(下手側なので全く関係ナシ)最後の「ありがとうございました!」は酒井さんでした。みんな袖に引っ込んでいったのに、最後にステージに村上さんと黒ぽんが残りました。北山さんが音叉を投げるのをまねして、ジャケットやマイクを投げるまねをしていました(笑)あと、村上さんがちょっとだけシャツをはだけさせていたような気が。全員が袖に引っ込んだ後、上手側の方で歓声が上がったんですが何かあったのでしょうか?私の所からは何も見えませんでした。そしてバスの時間の関係上、終わってすぐに会場を出て行きました。

正直、こんなにステージの近くで見られたことが嬉しかったです。宇都宮でも「こんなに近いんだー」と思ってましたが、今回はそれ以上で。どちらかというと花道に近い席だったので、花道に来てくれた時はかなり近いと思いました。北山さん以外に花道に来てくれたのは村上さんと黒ぽんでした。ついでに、村上さんはけっこう下手側に来ていたような気がしました。村上さんが以前の茨城のコンサートで、水郡線をネタにしたことがあると聞いていたので、ネタにするんだろうなと思っていたら本当にネタにしてくれたこともひそかに嬉しかったです。ホールの勘違いの話は、ちょっと郡山公演においては重要なものになったような気がします。でも、あれは初めてきた人は勘違いすると思いますよ。元気がいいことに驚いていたのがとても印象的です。アカペラの時に北山さんのベースがすごく響いていたような気がします。下の方から響いているというか、そんな感じでした。酒井さんのHBB生で聞くとスゴかったです。「FRENZY」と「Get me on」の時が印象に残りました。
これで私のGTツアーは終わりでした。やっぱり生はいいです。また行きたくなりました。